こんちゃ。脱毛系女子のさなです。
円形脱毛症を長いこと患っていると
「漢方治療」ってどうなん？？？
っていう声をよく聞いたり見たりします。
実際、病院行って薬を飲んでも塗っても治らなくて漢方にいきついたり
妊娠とか母乳とかの関係で薬が飲めないから漢方飲んで治したいって人多いと思う。
わたしも子供のころめっちゃ漢方飲まされました。
脱毛症に効果があるなら薬でも漢方でも
なんでもいいから飲みたいのが本音だよね。わかる。
ということで今日は円形脱毛症治療には
漢方は本当に効果があるのか？
んであるとしたら
その根拠が知りたいよね。
ってことで解説していきます。
円形脱毛症の原因「自己免疫疾患」から考えてみる
脱毛症は髪の毛が抜けるっていう症状が現れるけど
実際のところ狂ってしまっているのは
あなたの免疫さんたちです。
なんらかの誘因によって
自分の免疫が正常に働かなくなって
必要であるはずの毛根を攻撃してしまう
自己免疫疾患が身体の中でおきているってことだね。
自己免疫疾患についてもっと詳しくは
「円形脱毛症の原因、自己免疫疾患を完治させる鍵は免疫にあるって話」
に書いてます。
じゃあ免疫を正常にするぞ！！つって
病院に行って出来る治療といえば
ハゲてる部分に液体窒素を塗ったり
わざとかぶれさしたりするわけだけど
でもこれって全部「対症療法」でしかないので
円形脱毛症の根本的な治療ではない。
狂ってる免疫を正しくするというより
それ以上攻撃しないように惑（まど）わしてるだけ。
しかもステロイド服用（←危険）以外そんなに効果ない（体験談）。
「対症療法」…根本的な解決ではなく、現れた症状を抑えたり和らげるための処置
現代では自己免疫疾患を完治させる治療は見つかってないので
極論で言えば
西洋医学では治す方法がないってことになる。残念だけどね
そこでじゃあ漢方を使う東洋医学ならどうよ！？って話になるのね。
東洋医学の基本は人の体を総合的に見ること
ちなみに最近まで私、
「漢方って根拠なくない？効くはずなくない？？
気とか血（けつ）とかマジなんなん？？？？」
ってマジで思ってました。
※気・血・水っていうのが身体を支えてるっていう漢方の考え方
はっきりとした原因や根拠があって
病気の場所がわかりやすく
決まった薬を使って治すことが得意な西洋医学と違って
東洋医学はその人の体、体質を総合的に診ます。
一見、何を根拠に言ってんの？って
思いがちなんだけど
すごく重要で大事だと腑に落ちたところがあって
免疫バランスっていうのは全身に関わる問題なので
脱毛症へのアプローチとしては
東洋医学ハマってるんじゃない？ってこと。
体質や食事、さらに心の持ち方まで深くかかわっているのが免疫。
ちなみに人体最大の免疫器官は腸です。
栄養を吸収するのもセロトニンやドーパミンとかの幸せ物質を作るのも腸。
腸が作り出す免疫によって体質や心まで変わってくるめちゃくちゃ大事なところ。
ちょっと難しいかもだけど
東洋医学はその人の体質や心、食事とか、生活習慣まで考えて
それに合わせた漢方を使うって方法だから
体質や心、食事や生活習慣が症状に影響する
自己免疫疾患には合っているってこと。
もともと生まれ持った細胞は変えられないけど
体質は自分次第で変えられるんです。
そして体質を変えることによって
アレルギーやアトピーも改善することが研究で分かっているので
同じ免疫疾患の脱毛症だって良くなる。
脱毛症を治すためには
体質改善を目指した漢方の方が近道では？
というのが私の考え。
体質改善を目指すにあたって無視できないってか
一番重要なのは腸内環境になってくるんで
そこらへんは別記事でどうぞー。
⇒「円形脱毛症の予防・重症化を防ぐには腸内環境の改善が必須な話」
じゃあ脱毛症に効くおすすめの漢方ってどれ？
ここで注意してほしいのが
「脱毛症に効果があったって聞いたからこの漢方飲む！！」
って単純に選ばないようにねってこと。
東洋医学の基本はその人を全体的にみて治療するって
さっき言ったけども
だからいっちゃえば
人によって体質も心の持ちようも全然違うんだから
ある人には効果があるっていっても
自分にはそれが当てはまらないってことが全然起こるよってこと。
そしてそれを判断するのは自分じゃなくて他人の方がいいので
ちゃんと東洋医学のお医者さんのところに行こう。
自分のことって自分じゃなかなか分かってないのが人間です。
例えばストレスとかって自分じゃ全く自覚なくても
ストレスチェックとかやったら
えーめちゃくちゃ溜まってたみたいのあるじゃん。そんな感じ。
客観的に診てもらおうね。
一応、漢方を使った脱毛症の研究論文も何個かあったから
その中で効果が見られたっていうの載せときます。
円形脱毛症に効果があった漢方
・柴胡加竜骨牡蛎湯（さいこかりゅうこつぼれいとう）
自律神経を安定させストレスを取り除く効果。
高血圧、腎機能の低下、精神不安、動悸、いらいらなどの治療に使用される。
・抑肝散加陳皮半夏（よくかんさんかちんぴはんげ）
ストレスの軽減、神経症、不眠症、子どもの夜泣き、神経過敏、更年期障害、
女性ホルモンの変動に伴って現れる体と心の症状に効果。
→【論文】印象に残る症例② 荒浪 暁彦
【おまけ】私が飲んで効果があった漢方
・半夏厚朴湯（ハンゲコウボクトウ）
自律神経を整えストレスの軽減。
のどの異物感。不安が招く胃腸の不調にも効果あり。
これは脱毛症とはあんま関係ないんだけど
この間からのどにつっかえ感？があって
呼吸が苦しいなあと思ってたんですよ。
呼吸器科行ってもレントゲン撮っても
CTまで撮ってもなんもなかったわけ！ひやかしかよ！
みたいな目で見られるわけ！ツライ！！！嘘じゃないのに！！
んで治らないなーツライなー苦しいなーってなってて
たまたま知り合いの内科医さんに
この漢方飲んでみたら？って言われて飲んだやつ↑これで
漢方で治るかよ！！CTまで撮って何もなかったのによ！！
ってめちゃくちゃバカにしつつも飲んでみたら
１週間でピタッと胸の苦しさが治ったんで
漢方全然バカにできないなって思いました。すいません。
まとめ
- 人体を総合的に治療する漢方を使った東洋医学は体質改善につながる
- 体質改善で脱毛症の改善を目指せる⇒腸内環境の改善で体質改善
西洋医学は１00％効かない！漢方は１00％効く！！
っていう話じゃないからそこだけ注意ね。
たぶん、人によって本当に生活や環境、いろんなものが違うから
その１人１人に合わせた治療、薬っていうのが
多様すぎて難しいのかなって私は思ってる。
だから人に効いた、とかじゃなくて
自分にはどうだろう？合っているのかな？って
考えるくせをつけるといいのかもね！
でも漢方はバカにできない！！以上！
関連記事：円形脱毛症の予防・重症化を防ぐには腸内環境の改善が必須な話